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【異世界系漫画紹介】5 『俺は星間国家の悪徳領主! 』

 【異世界系漫画紹介】5 『俺は星間国家の悪徳領主! 』 

 

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漫画:灘島かい
原作:三嶋与夢
キャラクター原案:高峰ナダレ
コミックガルド

原作は小説家になろうからでオーバーラップ文庫から小説版が出版されています。

序盤のあらすじ

 妻の借金の為家族の為に一生懸命仕事をしてきたが、無理をして働いた結果病気になって死の淵をさまよう状態になってしまった。
 そんな時『案内人』を名乗る怪しい存在が現れ、妻は浮気をしていて仕事では上司に横領の罪を擦り付けられ、自身の子供は別の男の子供で、元妻は今も楽しそうに浮気相手と食事をしている光景を見せられる。
 そして主人公を他の世界への転生を勧めるが、復讐したいという主人公。
 しかし案内人ができる事は幸せな次の人生をプレゼントするだけだという。
 主人公は悔しい気持ちを抑えて星間国家が存在するファンタジーの世界を選ぶ。
 次の世界では『他社を踏みつけ悪の限りを尽くしてやろう、悪徳領主としてな---』と息を引き取る。

「くふっ、あはははっ」
「不幸な人生?本当に馬鹿だな!」
「自分だけが不幸?おめでたい奴だ」
「お前程度の不幸な奴なんて、この世界には履いて捨てるほどいるというのに!」

 そして主人公は貧乏な伯爵家の嫡男リアム・セラ・バンフィールドとして転生して5歳の時に家督を譲り受け、星を1つ統治する役目を持った。
 人を信じられなくなっているリアムは自分のそばにはアンドロイド天城を置いた。
 天城の力を借りて悪徳領主として財政の建て直しを行っていく。

個人的感想

 ストーリ―展開としては不幸な主人公がなんやかんやあって幸せになっていく形の話が多いのですが、胸糞悪すぎる展開は殆ど無いので安心して読めます。
 悪い事した相手には罰をという勧善懲悪展開が多いのですが、主人公は悪人として行動しているつもりが他者にとっては善い行いになってしまっているので、勘違い系主人公ですね。
 主人公自身も悪い事をするための努力は怠らず体も鍛えますし、計画も建てて行動していますのでちゃんと強いです。
 漫画化されている異世界物は説明が多くなる事が多いのですが、冗長にならずスムーズに認識できるので気持ち良く読むことができます。
 SFによくある巨大ロボも出てくるので他の異世界物にはない爽快感が味わえる作品だと思います!