スミの雑記

日々の雑記

【異世界系漫画紹介】7 『魔王様、リトライ!とR』

 【異世界系漫画紹介】7 『魔王様、リトライ!と

魔王様、リトライ!R』 

Kindle版 amazonURL

https://00m.in/BxmuK

漫画:身ノ丈あまる
原作:神崎黒音
キャラクター原案:緒方剛志
モンスターコミックス

 原作は小説家になろうからでモンスター文庫、Mノベルスから小説版が出版されています。
 この漫画は『魔王様、リトライ!』と『魔王様、リトライ!R』で巻数は一度リセットされていますが、続編となっております。変更理由は社内でレーベル移行があったからしいので、打ち切られたとかそういう理由ではないので悪しからず。

序盤のあらすじ

 ゲーム運営者で主人公の大野晶はいつのまにか異世界の森の中にいた。
 混乱する主人公だが、泉で自身の姿を確認するとゲームを運営する時に使用していたキャラクター九内伯斗の姿になっている事に気づく。
 そんな混乱する状況で怪物に襲われていたその世界の住民アクという少女を助け、その世界の事を知るために旅に出る。
 九内伯斗というキャラクターは主人公が運営するゲームではラスボス(魔王)の立ち位置で、ゲーム世界で使用していたコンソールやスキルも使用でき、召喚された世界では強い存在として旅をすることになる。

個人的感想

 自身の運営していたゲームに召喚や転生されるのではなく、そのゲーム能力を持った状態で別世界に飛ばされるタイプは連載当時珍しかったので追いかけていました。
 この漫画はストーリー展開も面白いし絵もカッコいい、ギャグパートではデフォルメされたキャラクターも描かれているのですが、それもまたカワイイ。
 主人公が圧倒的に強いというところもポイントなのですが、周りが主人公の思惑等は関係なく勝手に盛り上げて盛り上がっていくので主人公は「なんでこうなってるのかわからないがとにかくヨシ!」と現場猫の様な宇宙猫の様な感じになっています。
 自身のゲームの時に一緒に行動していた優秀な側近なんかも順次呼び出していくのですが、個性的で読んでいて飽きないしこのキャラクターは何をやらかすのだろうと楽しく読み進めていくことができます。
 異世界の住民も、主人公の存在をその世界の神様とか悪魔とか魔王とかに当てはめて崇拝したり恐れたりしてそこから展開していくストーリーも見ものです。

 以前紹介したオーバーロードに近しい物は感じますが、それとはまた違う感覚を味わえるのでオススメです。