【雑記】下剤飲むことになった件
ということで人生初の下剤を飲んだのですが、特に毒を飲んだとか悪いものを食べたとかではないです。
健康診断を数年ぶりに受けて、結果潜血検査で引っかかったので検査の為の準備ですねー。
単純に言うと「便に血が混ざってて内臓が出血してるかもしれないね」ということだったらしく「どうする?紹介状だす?」と言われたので初めての体験ということで折角だしと思って紹介状を貰って専門の病院に行ってきました。
初回はヒヤリングとか、どうして受けるのかとか下剤の使い方などの説明と治療の同意書なんかを用意して貰ってひとつづつ説明がありました。
大きな病院というと、凄く待たせる割りに凄く雑な診察しか受けたことが無かったのでギャップがすごい。今時の病院はこんな丁寧なのか?看護婦さん美人ばっかやな!なんて思って次回予約を取りました。
当日下剤を飲んで準備する
準備という意味では前日のご飯から準備は始まっていました。消化にいい3食のご飯がセットになってる箱を購入してあったのでワクワクして食べたのですが、味はまぁうん。美味しくはないよね。そして量が少ないという。
他のもので例えると一食ハンバーガー半分位のボリュームですかね。
足りないよ!お腹すいたよ!
でも検査の為と決めたのは自分自身です。
我慢しましょう。空腹は水で紛らわすのです。辛い。
そして寝る前に袋の下剤を飲んで就寝。
朝になったら腸の中のものを押し流す為の飲み物を用意します。次に2リットルの水に薬剤を溶かしたものを少しずつ飲んでいきます。
コップ一杯を大体10分くらいかけて飲みながら、便意を感じたらトイレへ行くを繰り返します。
最初は下痢かな?って感じから始まり繰り返していくと後ろから小水をがでてるかのようになっていきます。すんごい尻がすごい。
そんなこんなの準備が終わったら病院へ向かいます。因みに朝一から始めて飲み終わるまで3時間ほど掛かってます。
体重は3キロ位落ちたので腸の中の内容物がいかに多いのかが、良くわかります。
お腹が空いている状態でヘロヘロしながら暑い中移動して「帰る時にはラーメン食ってやるからな!」と思って病院着からの受付。
スムーズに事は進み、検査着に着替えた時ふと注意事項の書類を読み直します。
【大きいポリープなどを取った場合経過確認のため入院が必要です、問題なければ検査後終了となります】
「看護師さん、これって結構あるものですか?」
看護師さんはにこやかに
「あまり無いですねー、10件に1件あるかないか位ですね!」
こう見えてくじ運は悪くないから、問題ない率9割の勝負なら勝ったな。帰りは何食べようかな!
検査後
「こちらの車椅子に乗って下さいね〜」
「……はい」
1割を引き当てたのがこちらのおじさんです。
痛みとか無くすため術中は寝てたので詳細は本当に知らないのですが
「おっきいポリープができてて癌化する可能性があるから取っておきました」
との言葉と一緒に液体の入ったちっちゃい瓶の中にカイヒモのようなものが入っていました。
意識がやや朦朧としていた自分はぐったりと荷物を持って、車椅子で一晩お世話になる病棟へと運ばれました。
内臓の一部を切り離したので後から出血する事もあるらしいのでその予後を見ていくそうです。
薬が残っていたのか横になると一瞬で落ちました。その後看護士さんが来点滴つけてったり、お医者さん三名が来ておっきいおっきい言いながら説明して戻って行きました。なんか珍しかったのかな?
味のついたご飯が食べたいです。
ご飯が当たり前に食べれるという事は、食べれなくならないと分からないものですね。
明日の朝食が楽しみだなーと眠れない一夜を過ごして朝。
点滴は2回ほど変えまして、お腹はチクチク痛むものの問題ないとのことでした。
そして朝ごはん。
ご飯180g、オムレツ、コールスローサラダ、牛乳、お茶。
おかゆみたいな物を想像していたので意外でした。味は2日ぶりのまともなご飯だったので勿論美味しかったです。このくらいでいいのよね。
そして点滴を外してもらってなんやら書類を書いて退院。おせわになりました。
ということで軽い検査のつもりが入院まで行った出来事でした。好きにご飯を食べれるという事は幸せな事なんだなと実感を持って感じられました。